ガーデニングのガも知らないのに、毎回ガーデニングショーでいい成績を残してくる中川です。
いきなり自慢から入りましたが、そうなんです、趣味の園芸のショーガーデンを作る人になれたんですよ。
今回は、JAGってガーデニング団体への依頼があり、その中で選ばれた6人で制作をすることになったんです。
現場は赤レンガ倉庫の近くの横浜市役所のアトリウムです。めちゃくちゃ遠い。そんな所に、滋賀県から庭を作りに行くわけですから本当に大変でしたよ。
そんなこんなで、横浜市役所での制作風景です。
横浜での製作は4日間しかなく、それを完成させるには事前の制作が必要で、すべてうちの事務所で作りました。一度汲み上げて、解体してトラックで横浜に運んでまた組み直すって、まぁ大変でした。でも、趣味の園芸のガーデンマスターされてる有福さんとか関東のそうそうたる人たちのお手伝いもあり、学園祭の準備のようにワチャワチャしている間に完成しました。ワーイ
制作の裏話とかだと、このアプローチは、工場から出た廃パレットを必死こいて集めてきて、解体して組み直した力作です!!
リサイクルがテーマの一つなんで、手間暇かけて作りましたが、正直買っていきた方が早いです。経済効率だけを追い求めるなら、正解は購入するのがいいんですが、庭の仕上がりの味も含めて、いいものになったのではないでしょうか。高い材料を使わなくても創意工夫でいいものが作れるんです。(まとめ上げるためのセンスは必要ですけど。)
庭の囲いに使ってある材料は、杉を製材する際に出てきた端材です。これもいい感じのサイズを探すのに苦労しましたが、うちの職人さんがいい感じのを集めてきてくれました。そんなこんなで制作も大変でした。
そしてもっと大変だったのが、設計です。個性ある5人のデザイナーがあれやこれやと話を始めるので収拾がつかない!
皆さん一流のガーデナーさんだから、どれも素晴らしい意見なので贅沢な悩みって奴ですよ。
色々あったけど、終わり良ければすべて良し!って事でいいものが出来上がったんでいい思い出です。
会期中は色々な人が来られて、吉谷桂子さんとか三上君とかガーデニング業界の大変お偉い方々がおみえになっておられました。皆さん熱量の高い話ばかりだったので、中に入っていいけませんでしたが勉強させていただきました。
全体の大道具の担当もしましたが、個別のブースもあって、これは僕の担当した庭です。家族で遊ぶための庭の提案で、食べて遊んで好き放題するための庭です。炭や薪でピザが焼けるuniiのカルです。最近ペレットのピザ窯が売り出されてますが、こいつは中々のレア商品です。炭なんでほとんど煙が出ない。まったりと火を入れることが出来るんで、いろんな調理が出来ます。ウッドチップとか、山で頑張って拾ってきた落葉なんかもいい仕事してました。
そしてこの庭は、食べられる植物満載です。ハーブを中心に、ちょっとこんなの欲しいなって思ったら大体揃います!見るだけの植物より食べておいしい方がいいですよね。いい子たちを用意していただいた、浅田さんと唐津さんありがとうございました!
僕です。
ちゃんんと庭つくってましたよ。製作期間は、ここはどうするんだ、ここの材料はどこにあるんだ、ここの指示はどうなってるのとかなど質問攻めでテンパりまくってましたけど、ちゃんと仕事してましたよ。