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2024年のまとめ 

2024年のまとめ 

ご無沙汰してます!
2024年も終わりの日に書いております。
皆様は、どんな一年でしたか?

自分の2024年は、少しスローペースに過ごしておりました。
とはいえ、東京ビッグサイトで行われる展示会に二回も出展したり、ニワカケルの活動に励んだりと色々としてましたが、今までの自分からするとかなりセーブした年でした。特に夏以降は、大人しくしてました。

なぜ仕事をセーブしたかといいますと、今まで頑張りすぎてました。
病院に行ったわけではないのでわかりませんが、鬱です。精神的に限界が来ていました、なので通常業務のみに絞っての仕事していました。
ということで、普通に仕事してたんですが、なんて楽なんだろう!めちゃくちゃ楽。すごい楽。
そして、あーーー楽しい!
当たり前の話ですが、やれば終わるんです。
頑張っただけ成果が出る。
普通の植木屋として活動するだけなら、こんな人生楽だったんだって思い出しました。
通常業務だけの普通の植木屋ルートなら、周囲の人にも理解され感謝され、もっとお金もあったはずです。
でも実際は、未知の領域に挑戦し試行錯誤を続ける日々で、周囲の人の理解も得られず、迷惑をかけ怒られ、お金も減っていく一方です。はっきり言ってツラいです。そして、色々な人からの非難の嵐です。金銭的にも精神的にも限界がきました。そんなツラいなら逃げればいいじゃないって思いますよね。誰も損しない選択肢です。
でも俺には、夢があるんだ。デッカイでっかい夢があるんだ。
そう思って走り続けてきましたが、ちょっと休息が必要です。
ということで、2024年は、ゆっくりとさせていただきました。

目指す理想の世界

でっかい夢ってなんやねん!って話ですが、今日はそんなことを書いてみたいと思います。
自分は、日本庭園の職人です。
文化財庭園とか手掛ける感じの職人なので、伝統的な庭師の系譜です。

自分が担当している国指定名勝庭園の慶雲館の監修を行っていただいている京都芸大の尼崎先生は、「伝統とは革新である」とおっしゃられてますが、伝統とは、守ることも大切ですが、革新することが重要です。伝統文化の中の偉人とは、全員が革新した人です。時代が変化する時に必ず現れています。現れない場合は、その文化は廃れて消えています。伝統的な日本庭園に価値がなくなりつつある現代において必要なのは、革新を行う者です。自分は、その革新する者を目指してます。庭の革命家です。

そんな自分ですが、最初からこれが未来の庭や!みたいなものがあったわけではありません。初期の頃の記事とか読んでいただければわかるかと思いますが、お客様の幸福実現にお役に立つために庭がどうあるべきなのか、みたいなことに取組んでました。地に足がついた等身大の事です。
自分の革新のスタート地点は、社会課題の解決とかではなく、自分の実体験とか生活圏です。

自分は、一つの事が出来るようになると、新しい領域に挑戦してしまう悪癖があります。最初は、お客様の課題解決に専念していましたが、ある程度の手ごたえを感じ次は日本庭園のアップデートに挑むといったような、無病な挑戦ばかりしております。箇条書きにしてみると

お洒落な庭   →当時流行りはじめの雑木の庭を取入れる
庭+外構    →生活を豊かにするための庭(個人のお客様むけ)
庭×キャンプ  →屋外生活を満喫するならキャンプ要素が役に立つ(ムーブメントを仕掛ける)
庭×ビジネス  →職人として作るだけでは人生で100個も作れないのでキットにして販売して世界に届ける
ニワカケル   →庭×が沢山あるのでニワカケルってプロジェクト立上げて未来の世界に向かって仕掛けたろ!

こんな感じで変遷してます。
ニワカケル計画を立ち上げるころには、庭に留まらず、歴史や経済や哲学領域の事も勉強して、それぞれの領域を横断するような理想にまで膨張しております。

現状の理想を簡単に説明すると、「庭とは人と自然が交わる場所であり、野性的な領域を充実させてくれる場所であり、人が自然の一員に還るための場所であり、洒落た文化的な場所」です。
まだ、あやふやな感じがあるのですが、伝統的な資本主義の限界が環境問題によって露出し、AIによって人間の根本的な価値が問われようとしている現代において、庭が果たさなければならない責任は重大であると考えてます。
難しく言いましたが、簡単に言えば、キャンプ楽しいよね!AIが仕事してくれるようになったら、キャンプみたいな生活で遊んで暮らそうよ。勉強とか仕事よりも大切なことがある。それは、自分を大切に仲間を大切に、地球を大切に、今という喜びを分かち合おう!ってな感じです。

ちょっと意味不明なんですけど!ってツッコミありがとうございます。
もう少し説明を付け加えると、チャットGPTが登場してAIが話題になっていますが、年末に発表されたo3とか汎用人工知能に到達しているのではないのかって議論があります。近い未来に、人が働かなくてもいい世界に突入する可能性があります。少なくとも、定型的なホワイトカラーの業務は大幅に減少します。サラリーマンとして理論的で理性的な人間が評価される時代でしたが、AIが活躍する時代には、知的労働の大部分はAIが担う状況になります。そんな時代なら、労働と消費に依存した幸福ではなく、人は人としての幸福を追求するのがいいのではないかと思うわけです。
現代だと人は、自然とは切り離された理性的な存在になっています。でも人は、元々は猿です。野性的な存在なんです。少し前までは、原住民です。人は、理性的な側面もありますが野性も宿す存在です。自分は思うわけです。理性的な満足だけで幸福になれるわけがない。理性と野性の両方を満足を狙おうぜ!って。野性の回収こそ人類に残されたフロンティアです。もっと適当でもいいんです。無計画でいいんです。人生に正解なんてない。未来の為に今を犠牲にし続ける行為は不要です。今を生きるだけでいいんです。そんな世界が訪れるなら、庭は、仲間と集い楽しむための場所になるでしょう。人が自然に還るための場所になります。庭は、人と自然の中間地点。ちょうどいい場所です。
そう考えると、未来の世界において庭ってかなり重要な場所になります。
ネオ縄文人の集いの場です。
数年後にはAIが人を超えてきそうなので、急いで準備しないと、、、。

色々書きましたが意味不明だと思います。色々な人の思想を切り貼りしているだけの状態なので、今はこの程度の説明しかできませんが、来年は、もう少しわかりやすく説明できるように頑張ります。今ある予感は、ひょっとすると時代の最先端になりえるかもって感じです。
色々な所で受賞してきましたが、受賞要因のすべては「勘」です。実力とか実績が評価されての受賞ではなく、発想とその具現化案が評価されています。その元は、試行錯誤による勘です。その勘が告げてます。「筋ええで!」って。笑

2024年のまとめ

話が無駄に大きくなり過ぎたので、現実に戻ります。
2024年の大きな仕事といえば、中世の日本庭園の傑作のひとつの朽木村の旧秀隣寺庭園の復元工事が完了いたしました。山から水を引くための工事したり、石垣積んだり、苔貼ったり、伐採したり、看板設置したりと、山盛りの作業内容でしたが、何とか無事に完成までたどり着けました。このことは、雑誌「庭」に掲載していただけました。
あとは、国指定名勝庭園の慶雲館の整備工事と通常管理や、伊豆でゲストハウスを営んでおられるお客様に小屋を販売設置してくるなどのしておりました。
そして、個人邸の庭の管理もさせていただきました。

来年は、妄想をもう少し進めたいと思います。
皆様にとって素敵な未来が来ますように。

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