【家族のための庭】

家族みんなが笑顔になれる場所
素敵に気軽に贅沢な時間にする庭を提案いたします。

野生回帰の時代

サラリーマンが性に合わない中川です。
16性格分析によると僕は、討論者だそうです。
自分は天邪鬼だって思ってましたが、西洋では悪魔の代弁者って言うそうな。

どうでもいい無駄な決まりがあると、我慢できません。
効率の悪い事があると、改善したくなります。
しきたりとか根性論とか嫌いです。
そんな僕は、サラリーマンが出来ません。

そんな極端じゃなくても、規則で縛られた現代社会から逃げ出したいって思いませんか?
そうなんです。
あなたも私も疲れてるんです。
コンプライアンスを守るのも守らせるのも嫌なんです。
解放されたいんです。

でも解放されるって、家族を守らないといけないし、仕事を放りだすとクビになるし、旅行行くにもお金がかかるしって中々難しいですよね。たまに、自由に生きる人がいますけど、うらやましいです。
日々の暮らしを送りながら、解放されるって難しい。

人によって解放感を感じる事って違ったりします。
白人の人って脱ぐ人がいたりしますよね。
僕は植木屋なんで、提供できる物は庭だけです。
庭で出来る解放って何なんだろう。

自分の敷地であっても人から見えるところで脱ぐと警察に捕まります。
裸を解放することはできませんが、社会人として捨てることを強要される「野生」を解放することが出来ます。

「野生」って何やいな??
それは、狩猟採取的な、生きるために備わっている基本的な能力じゃないかと思います。
仲間と共に狩りをして、仲間とともに料理して、仲間と共に食べて寝る。
生きる実感があります。
自分の力で生きる。自分に由って生きる。
すなわち自由に生きる事です。

現代人として生きていくには、仕事しなきゃなりません。勉強しなきゃなりません。
時間が無いんです。
代わりに基本は全てお金で買います。
お金で買った家に住み、お金で買った料理を食べます。
お金に頼って生きるから、自由にはなれません。
自由(自らに由る)ではなく、金由(金に由る)な生き方だから、現代人として野生を捨てないといけないんです。

ながーーーーい前置きでしたが、要は、スノーピークの「人間性の回復」的な事です。
キャンプみたいに、地面の上に住処を作って料理して食べて寝る。
そんな単純なことで人は幸せになれるんです。
それは、何万年も積み重ねた人としての本能が満たされるからです。
焦げた肉をうまいと感じるのは、焚火で料理してきたからなんです。

庭なら自分の理想を形に出来ます。
庭なら自由になれるんです。
捨ててしまったはずの野生を取り戻せるんです。

「人間性の回復」と同じやんか!って話ですけど、ここからが独自の主張です。
僕は、植木屋です。
2つの国指定名勝庭園の修復に携わってたりする植木屋です。
なんで、日本庭園を背負っていかなければならいと勝手に思ってます。

人は野生に帰すなら、庭も野生に帰そうと思うわけです。
そうなんです。
「野生回帰」は、人と庭の両方が揃ってはじめて成し遂げられるんです。

自然豊かな庭で自然体で遊ぶ。
都会の奴では絶対にできない贅沢です。

今年こそは、「野生回帰」を流行らせよう!

デカい木を運ぶとき、いつもラピュタを思い出す。
そして、「土から離れて生きることはできない」ってセリフが再生される。
嘘です。
「バルス」って再生されてます。

でも、単純にそんなことですよね。しあわせって。

野生回帰の時代
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