やっと秋らしいいい感じの日々が続いて仕事がはかどっている中川です。
ちょっと肌寒いくらいが、屋外の肉体労働者には快適なんです。20度くらいでは、まだ暑いくらいです。中途半端に汗をかいて休憩中に体が冷えるなんてあるあるです。
秋になるともう一つ仕事がはかどる理由があります。それは庭木の移植が出来るって事です。夏に移植するとかなりの確立で木が枯れます。枯れなくても半分駄目になって見た目がひどくなるってのはあるあるです。なんで夏は工事をほとんどしません。外構やエクステリア工事なんかも夏は避けてるんで秋に仕事が溜まっています、、、、、。
ってことで最近工事の写真が溜まっているんで、少しづつ投稿していきます。
今回の施行例は、長浜市新庄寺町に11月にオープンする塚田珈琲様のお店の庭です。今流行している古い家を改装した古民家カフェです。施主様との出会いは、長浜のスターバックスの庭を剪定している時に声をかけていただいたのがきっかけです。偶然の出会いなんですが、そこで喫茶店の庭を見て欲しいとご依頼をいただいてからのご縁です。
お庭の設計するにあたって施主様とお話をさせていただいて、お店の目指す理想や個人的な趣味などの色々な情報を集めて設計させていただきました。古民家でジャズが流れるお店ということで、トラディショナル&スタイリッシュを目指しつつ、僕の個人的な好みでワイルドも加えてます。昔から庭でよく使われている御影石を自分なりに現代風にアレンジしました。特注で板石に加工してもらった御影石を、真っ白な舞台に見立てて配置しております。なぜ舞台か、、、が気になる方は是非お店に行って話を聞いてみてください!写真には、アンティークのコーヒーミルが置いてあります。残りの余白は、いい感じな物語を作っていただけるはずです。
まだコンクリートが固まっていないので何もないのですが、照明の下には近江八幡の銅作家さんが作った看板がつくそうです。昔家で使っておられた洗濯板を再利用して作られたそうです!とっても素敵な仕上がりなのですが、写真は撮っていないのでオープンしてからのお楽しみということで。看板の後ろには山採りのナツハゼを配置させていただきました。ヒョロっとした繊細な姿が看板の有機的なラインをより魅力的に魅せてくれます。春の新芽が待ち遠しいです。湖北は雪が多いですが、山育ちなんできっと耐えてくれるはずです。
石は、山で集めてきたなんでもないただの石です。ゴロゴロとした大きな塊だったんですが、でっかいハンマーでせっせと割って細かくしました。買ってきた庭石にはない自然的な美しさと野性味が御影石と組み合わさっていい味が出てます。奥にはドウダンツツジを植えております。とても品のいい子です。
まだオープン前でとても忙しくされておられますので、お店のレポートはできませんが、また落ち着いた頃にお邪魔しようかと思います。なのでお店の報告はまた後日ということで!