庭屋六花時代の記事の転載です。懐かしい記事です。
この頃は若かったです。
青いです。
第19回国際バラとガーデニングショーの一次予選を通過したので、作品の制作に励んでいます。ガーデニングコンテストに初めて出場するので、何をするのも手探り状態でとにかく時間がかかります。試行錯誤をひたすら重ね、構想を深めてどれだけの新しい感動を産出せるかの勝負です。
こんな感じでワクワクしてました。
コンテストって、準備だけして現場で作るタイプの人もいますが、僕なんかは、完璧に作ったのを持っていって現場で組立てます。
田舎の植木屋風情が、コンテストで毎回優秀賞をとれるのは事前の準備をしてるからです。2か月前から仮組して、あーでもないこーでもないって作り込みをします。必要そうな演出小道具も大量に揃えます。3パターンぐらい揃えるので、そりゃあもういい金額します。今持ってる自分のすべてを出しきります。
今一番カッコいいと思ってること、自分の持っている技術、すべて限界まで出し切ります。何の言い訳もできないぐらいすべてを出します。
すべて出して、それが色々な人に評価してもらえるって、成長できますよね。
小さなものまで含めると10回ぐらい出したと思いますが、今の自分があるのは、この無謀な挑戦を重ね続けたことが全てです。
せっかく世の中に出すんだから、日本中にメッセージを届けたい。漠然と考えてたことを、必死で明確な形にまで落とし込む。
届くようにするには、見る人を喜ばせる。
目の肥えた客だから、相当考えた作りにしないと通じない。
限界まで絞りつくしてます。
そんな感じで色々と試行錯誤します。
この頃は子どもも小さい。
派手な事いっぱいしてますが、裏でしっかりと努力してたりします。