いつの間にか2023年突入しました。
2022年が一瞬で終わってしまった中川です。
新年あけましておめでとうございます。
2023年を始める前に、2022年を振り返ってみたいと思います。
去年もそんなことしてましたが、その記事がちょっと前にある!
スミマセン。去年は記事の更新を怠っておりました。ちゃんと仕事はしてましたよ。
仕事としては、かれこれ20年携わっている国指定名勝庭園の慶雲館の修復管理を今年もさせていただきました。慶雲館は、親の代からですが、事業承継を行ったので自分がすべて担当させていただきました。文化財を後世にしっかりと残していけるように精進してまいります。あと、盆梅展が、1月8日から3月12日まで開催されますので、是非、お越しください!
名勝庭園といえば、滋賀県にある知る人ぞ知る朽木村の旧秀臨寺庭園の修復工事をさせていただきました。過去形ですが3月まで工期があって、実はまだ工事中なので頑張らないといけません。
あとは個人のお客様の庭にお伺いさせていただいたりしてましたが、面白い所で行くと、横浜市が主催するイベントで「ローズフェアwhit趣味の園芸」のイベントのメインガーデンを制作してきました!ガーデンデザイナーとしてちゃんと顔写真も出てます!
ゴリゴリの日本庭園の職人である自分ですが、ここに参加することになったのは、ガーデンコンテストで毎回優秀賞を受賞する実力を買っていただけたからだ!と言いたいところですが、有名なガーデナーさんも一緒なので下っ端です。コンテストなどに出場経験があり、イベントなどで即興で庭を造る能力が高い所が評価されたみたいです。最初は気軽な気持ちで参加したのですが、滋賀県の自分の事務所ですべての下準備と仮の制作を行って、それをすべて運んで現場で組み立てて撤収までするって、まぁ大変でしたよ。自分の作った庭がNHKの趣味の園芸で紹介されましたし、やったかいがあるのかな。
去年もうしないって誓ったはずなのに、また、大学に通うことになりました。
今度は、なんと「京都大学」です!
マジカヨ
京大といっても本当の学生ではなく、文部科学省「大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業」採択プログラム、「Kyoto Creative Assemblage」の第一期生として合格いたしました。結構な倍率だっだらしいのですが、合格です。同級生が23名いるのですが、みなさん誰もが聞いたことあるようなキラキラした大企業の方ばかりです。名簿を見ると、ビビります。世界中の人が知っている企業で埋め尽くされている中に、一つだけ、「中川造園」ってポツンとありますよ。ヤバいです。ジャンプなら間違いなく主人公扱いです。というか、みなさん超エリートばかりです。長浜で出会ったことない人ばかりです。そして、教授陣の中になんと佐藤可士和がいる!これからは、佐藤可士和先生です。超整理術には結構影響を受けてます。
イノベーションは文化の創造であると主張されておられる山内教授の下で勉強しています。勉強してはいますが、全く理解できていないです。でも、凡人サンプルとして、頑張っていきます。
参加してわかったことがあります。なんと、自分の取組んできたことって、アート思考に近い方法で、クリティカルデザイン/スペキュラティブデザインの領域の事をやっていたのだと!自分で書いていても全く理解できない!自分の事を日本庭園の職人だと思ってたら、実は現代アーティスト/スペキュラティブデザイナーなのかもしれません。
マジカヨ
でも、よく考えると心当たりがあります。難しい人の本や動画を見ていても、俺の取組んでいることと同じような領域の事やな~思ったりすることが増えてきました。自分はまだ、何の成果も出せていないので並ぶことはできませんが、一発当てればひょっとするかもしれません。
一応、自分が掲げている理想は、京都芸術大学の尼崎先生・武蔵野美術大学の岩嵜先生・京都大学の山内先生などの各界の権威の方々に、あり得る未来の可能性じゃないかと評価いただいております。
独自の動きとしては、単独開催の「遊ぶ庭の展覧会」シリーズですが、湖北水鳥ステーションに呼ばれて開催したり、長浜JCに呼ばれて開催したり色々と頑張りました。
長浜駅前のペディストリアンデッキを森にする「えきまちの森」の実証実験を経て、なんと!、予算が付きました!拍手!
今年の3月か4月に植栽工事を始めます!でも予算に限りがあるので、一緒に活動してくれる仲間を募集したいと思います。よろしくお願いいたします。
そんなこんなで、2022年も色々と活動していたのですが、表立って発表していないことだと、今年から始める「ニワカケル」プロジェクトを仕込んでいました。これに関しては、書くと長いので別の記事にしようかと思いますので、そちらの方を読んでください。
去年は、ほとんど個人宅にお伺いできませんでしたが、今年は、溜まっている仕事にとりかかっていけると思いますので、お待たせしている皆様、申し訳ありませんでした。なるべく早くお伺いできるように頑張ります。(ものすごく溜まっているのでスミマセン)
仕事がたくさんあるのは無能の証だと、誰かが言った気がします。今年は、少しは無能から脱出できるようにしますので、お付き合いよろしくお願いいたします。
2023年1月1日中川茂樹